聖印と神像

稚児神アイリーンの聖印は、今のところ明確に定まっていません。月神シーンと同じ月を象ったもの、放浪神ルロウドと同じ羽根を象ったもの、慈母神アイリーンと同じ青いリボン、そのどれもが聖印として有効です。
神像は、銀髪の幼女の姿を取ります。派手な衣装に身を包み、両手には衣装に合わせたデザインの篭手を装備しています。

神格と教義

稚児神アイリーンはつい最近、ランドール地方に誕生したばかりの神です。
アルフレイム大陸の遥か西、レーゼルドーン大陸で信仰されている蛮族の神、「慈母神」アイリーンが発見、使用した神器の力でランドール地方・シュヴード王国領内に誕生しました。しかし誕生直後は神の力も殆ど無く、人間の幼女と大して変わらない外見でした。その為、本来なら信者になる蛮族達からは食料か奴隷としか見做されませんでした。蛮族達に襲われたところを、たまたま近くにいた人族の冒険者パーティに助けられ、そのままシュヴード王国の王都・クーダスで暮らすことになりました。見た目が幼女の為に孤児院に預けられたのですが、その孤児院はシーン神殿でもあった為に月神シーンの影響を受け、イグニスの神でありながらルミエルの神でもあるという、非常に特殊な神として成長しつつあります。
その幼い外見と言動から、信者や周囲の者からは「アイちゃん」などと気さくに呼ばれていますが、本人気にしていないどころか、その呼び方を気に入っているようです。

格言

「月のように、優しくあれ」

「風のように、自由であれ」

「神に縋るな。神を、自分を、全てを愛でよ」